高校生が精神科に通い気づいたこと

 この記事は私の体験をもとにして書かれているため、すべてのことがてはまるわけではありません。

 

原因

精神科医に相談するようになった理由は恋人との別れです。

私は気になる人へ告白をして、その場でOKをもらいました。

 

しかし、一週間後に振られ気まずさから相手を無視してしまいました。

自分は相手のことがまだ好きだけど、相手にとって自分の好意は迷惑なものだと考え、私は「不眠」「希死念慮」「過呼吸」などの症状を発症しました。

また1カ月間に10日以上の欠席、テストで学年でワースト3位を取りました。

 

考え方も変わり、抑うつ気分を解消するためOD、リストカット、未成年飲酒、未成年喫煙をする一歩手前の状態までいきました。実際にはしませんでしたが、していたら依存して今後の人生への傷を大きくしていたと思います。

 

進級することも危うくなり留年に関わるような教科は無理してでも学校に行きました。

また、相手も保健室に行くことが多くなり、自分の影響と考えてしまい、さらに症状が悪化しました。相手も一週間ほど保健室登校をしていたので、自分と同じ状態だったのかなと考えています。

 

また、幼少期の虐待も原因の一つと考えられます。

私は父親から虐待を受けていました。父親は躁鬱病で、虐待をしていた期間は薬の服用を辞めていたそうです。「薬を飲むと楽しくない」などと言って母親と喧嘩になっていたのを覚えています。現在父親は躁鬱病で他界しましたが、躁鬱は遺伝しやすいものらしく私が失恋でこれだけ落ち込んでしまうのは、そういう気質もあるからかと思いました。

 

知っておくべきこと

●時間が解決してくれる

 

当初は今の状態がずっと続くのではないかと思うこともありました。

ですが、半年以上たった今は症状も改善され発症の頻度も収まりました。

 

●薬への理解

 

医者が出す薬を飲んだからと言って、悩みがすべて解消するわけではありません。

多少緩和されますが自分にはあまり効果がないように感じられました。

もっと強い薬を出してくれと言いましたが自分が若いことから強い薬は出せないと言われました。一時期「炭酸リチウム」を使用していましたが、副作用として足のしびれが出たのですぐに使用を中断しました。現在は漢方だけを飲んでおり、大きな副作用はありません。

 

精神疾患は誰にでも起こりうること

 

精神疾患は誰にでも起こりうることです。他人へ助けを求めたり、時間をかけて休息を取ることで改善されます。少しずつ直していけば大丈夫です。

 

●周りからの理解が大切

 

学校を休む時、親に泣きながら「水曜、木曜、金曜の3日間休ませてくれ」と頼み込んだことを覚えています。その後も休む際に親に学校に行くか聞かれるときに、ひどく緊張しました。通信制の学校に入ることも考えました。親に相談すると「分かった」と言ってもらうことができ、本当につらかったら通信制に入れば良いという状態が私の命綱になっていました。

 

●すぐに精神科医や保健室の先生などに相談すること

 

私がすぐに精神科に通っていなければ、現在私はこの世にいなかったかもしれません。

授業で精神疾患のことを学び、症状に当てはまることが多くあったり、精神疾患の動画を見て共感することがあったりし、授業中にも関わらず私は涙が出てきました。

すぐに保健室に行きました。保健室の先生に理由を聞かれた際「メンタルが死んだので、、、」と答え別室で授業1時間ほど話を聞いてくれました。先生と話す際涙をぼろぼろ出して、鼻水をすすりながら話していたことを覚えています。

精神科医などの医療機関方々はあなたの味方になってくれることを覚えておいてください。

 

●医者が思ったより自分の話を聞いてくれない

 

通い始めの時は自分の気持ちを誰かに話したくて仕方がありませんでした。しかし、医者は自分が話してばかりで私の話をあまり聞いてくれませんでした。もちろん、症状などを聞きそれに合う薬を出してもらえますが、自分が話したいことを共感しながら聞いてもらえるようなところではないです。そして、医者はごく普通のことしか話しません。早く寝るべきだとか、運動をすべきだとか、、、魔法のように気持ちが晴れる方法を教えてもらえると思っていた私は落胆しました。ですが、医者も患者を助けるため努力していることには感謝しています。

 

高校生が精神科に通い気づいたこと

高校生の私が精神科に半年以上通って気づいたことを書きます。

● 精神科医に通っている人は特別なわけではない

 

私がイメージしていた精神科に通っている人は、見た目から大きく変わっている人や、突然発狂する人が多いと思っていました。ですが、実際は普通の病院にいるように静かに待っている人がほとんどでした。

待っている際、患者同士で話し合うことはありません。受付で「ありがとうございます」のような敬語を使っていることから、見た目は一般人と同じようにように見えるが、心の中には闇を持っている人なのかと感じました。

 

男女比はほとんどが同じで、年代は40代から60代ほどの人が多い印象でした。

通院していて、自分と同じ中高生の人を見ることがありました。

しかし、2~3人しか会うことがありませんでした。会った2~3人の人は全て女性でした。

精神科は通い始めてから、一週間おき、二週間おき、四週間おきと時間を空けるようです。

 

● 薬で性格を変えられる

 

精神科に通う前の薬と言えば、花粉症の薬、解熱剤などといったものでした。しかし、精神科に通い与えられた薬は漢方や抗うつ薬でした。薬を飲むことによってネガティブ気質の性格が変わるのは驚きや恐怖がありました。しかし、適切な量をしっかり服用することで症状の改善につながります。

 

最後に

あなたが、精神的に弱ってしまっているならばすぐに精神科医や保健室の先生を頼ることをお勧めします。あなたの精神状態は時間と休息をとることで解決できます。周りを頼ってください。私もできることがあれば、あなたを助けたいです。

 

参考に

www.mhlw.go.jp

www.youtube.com

www.youtube.com